名 | 効 能 |
アラニン | エネルギー源。アルコール代謝改善。体に必要な糖を合成。肝細胞のエネルギーとして利用。サワラ生、牛、豚の肝臓に多く含まれる。 |
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アスパラギン | アスパラガスの汁から発見されたので命名。植物タンパクに多く存在。体内ではアスパラギン酸から作られアスパラキナーゼによってアスパラギンとアンモニアに分解される。中枢神経で興奮系神経伝達を担う興奮性アミノ酸。疲労に対する抵抗力を高め、スタミナを増す。エネルギー源として利用。 |
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システイン | 硫黄を含んだアミノ酸。代謝されると他の物質と反応して、体内システム内の毒性物質の解毒をする。特にシスチンとメチオニンは銅の毒性から効果的に体を守る。有害金属を縛り上げて体を守り喫煙や飲酒によって生まれるフリーラジカルも補足して体を守る。喫煙・飲酒者はビタミンCを一緒に取る。肝機能を活発化し二日酔いに効果。 |
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グルタミン | 砂糖大根の根汁から発見。生体内に最も多く含まれる。グルタミン酸とアンモニアから作られアミノ基質として種々の生体機能にかかわっている。胃腸や筋肉を正常に保つために必要。免疫機能に重要な役割。グルコース代謝と糖新生の調整に役立つ。海藻・強力小麦粉・赤マグロの身に多い。 |
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グリシン | ヘモグロビンや肝臓中の酸素などの構成成分としての分割として働く。統合失調症の補助療法に有効。コラーゲン、ケラチン、絹に大量に含まれ、保湿作用、静菌作用、酸化防止作用がある。睡眠の質を向上、起床時の疲労感を軽減。 |
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プロリン | 生体内ではグルタミン酸から生合成される。コラーゲンの主成分として多量に含まれている。脂質の代謝にかかわる。肌のコラーゲンを生成し、又一度壊されたコラーゲンを修復する力を持ちます。肌のハリ、しわ、たるみを最小限に食い止める。 |
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セリン | 絹たんぱくのセリシンから分解されたことから命名。生体内での様々な成分の前駆体として重要。皮膚のうるおいを保つ天然保湿因子の主成分である。 |
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チロシン | チーズをアルカリ処理して得られたことから命名。生体内では欠乏したときはフェニルアラニンから合成される。甲状腺ホルモンの原料。皮膚や髪の黒色色素メラニンの原材料。脳内神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンの前駆物質で感情や精神機能の調節に関与する。睡眠不足後の覚醒の改善に有効性。甲状腺機能亢進症の人に注意。牛肉サーロイン赤身、鮭、タケノコに多く含まれる。高コレステロールの改善の働きあり。 |
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アルギニン | 生体内では尿素回路の中間体として再合成。子供には必須アミノ酸である。エンドルフィンを産生し、天然のモルヒネと同等の鎮痛効果がある。マクロファージを介しNO(窒素)を産生、がん細胞の核に作用。酸素を遮断してがん細胞をやっつける。男性の精子を増やす。NK細胞産生の引き金。免疫反応を助け、傷の治りを良くする。体内で変化して、様々な働きをするため、アミノ酸を超えた働きをする「超アミノ酸」とも言われる。日本人の日常生活では3~4g不足していると考えられています。筋肉を増やすアスリートには不可欠なアミノ酸ですが、残念ながらアミノ酸サプリメントで補給するわけにはいきません。天然型アミノ酸以外はたんぱく質が作られないので無駄になります。アルギニンは脳下垂体に働きかけ「成長ホルモン」の分泌を促すため、精液の製造、筋肉の強化、代謝促進に欠かすことが出来ない重要なアミノ酸です。免疫細胞を産生。 |
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